治療方法の大まかな分類には、「切る」「焼く」「減らす」「削る」「入れる」「詰める」「吊る」「整える」などがあります。
これらを単独で、あるいは組み合わせて、患者さんの期待する結果に最も近づけるのですが、ここで絶対に必要となるのが医師の経験、技術とセンスです。
普通の器用さでも人から素直に学び、地道に経験を積んだ外科医は優れた芸術家.職人になれます。
さらに、仕上がりを正しく想定できるセンスがあれば鬼に金棒です。
外科医、特に形成外科医・美容外科医で芸術面にも才能を発揮する人が多いのも、この分野ではそうした才能や素養が重要だからでしょう。
美容外科の治療というのは、形態の劣等感に悩んでいる方、脂肪を注入して豊胸したい方、施齢現象を更新したい方が、よい方法が見つからないときに受けるものです。
ですから、美容外科治療によって幸せにならなければ何の意味もありません。
ところが、医師や治療法の選択をあやまると逆に不幸が何倍にもなって返ってくることがあるのです。
不幸の最も大きなものは、きわめてまれとは言え、生命に危険を及ぼすような合併症をこうむる場合です。
患者の側もこういったことを十分に覚悟して、高い意識で手術を受けなくてはならないのです。
